Tuesday, November 24, 2020 9:31 AM

エース伊藤、存在感示す 男子は上位陣の実力伯仲

 卓球で8カ月ぶりにトップ選手が集まり、中国で集中開催された男女のワールドカップ(W杯)と国際卓球連盟(ITTF)ファイナルが22日で終わった。いずれの大会でも決勝を独占した中国勢の強さが際立つ中、日本は女子のエース、伊藤美誠(スターツ)が中国撃破に最も近い存在だと改めてアピール。男子はエースの張本智和(木下グループ)を含めた上位陣の実力が伯仲している構図が鮮明となった。

 伊藤は女子W杯で3位となり、3位決定戦のないITTFファイナルも4強入りした。中国勢以外には取りこぼさず、日本協会の宮崎義仁強化本部長は「8カ月ぶりにしては合格」と評価した。

 同世代の孫穎莎、王(ともに中国)に敗れはしたが、新フォームのサーブも習得して伸びしろは十分。ラリーに強く守りが堅い中国トップ選手をどう攻略するかが今後の課題となりそうだ。(共同)