Thursday, October 13, 2016 10:33 AM

共和党指導部への攻撃強化 トランプ氏が恨み節

 大統領選で、女性を巡る低俗な発言が発覚して厳しい状況に立たされている共和党候補のトランプ氏は12日、同氏を応援しない考えを表明したライアン下院議長ら党指導部への攻撃を強めた。激戦州フロリダでの集会で、指導部が支えないから「私は不利な立場だ」と恨み節を口にした。

 党指導部の間で「腹黒い取引があるに違いない」とも批判。何を指すのかは説明しなかった。一方、「トランプ氏を擁護しない」と表明したライアン氏に不満を示す声も党内で上がり、民主党候補クリントン氏との決戦まで1カ月を切る中、共和党は一枚岩とは程遠い異常事態が続いている。

 共和党下院議員の1人は12日、ツイッターで「トランプ氏を応援しないライアン氏を私は支持しない」とし、次期下院議長選でライアン氏を支持しないと表明した。(共同)