Friday, December 04, 2020 8:52 AM
中国、米に対抗措置も 「冷戦思考」と猛反発
【北京共同】トランプ政権が中国共産党員の査証(ビザ)制限措置を設けたことに対し、中国は4日、対抗措置の検討に入ったとみられる。党員への圧力強化は「冷戦思考」に基づく挑発行為だと見なし、強く反発している。
中国外務省は11月30日の記者会見で、中国の航空便や客船の乗組員が米国に入国する際に、党員かどうかの審査を米当局が厳しくし始めていると明らかにした。同省報道官は「イデオロギーの対立をあおる重大な政治的挑発だ」と非難。事態をエスカレートさせるなら「必ず対抗措置を取る」とも強調した。
12月1日付の党機関紙、人民日報系の環球時報も社説で「共産党は国家の骨格であり血液だ。党への措置は中国社会全体への敵対行為になる」と批判。党を攻撃する米外交官などのリストを作り、制裁対象にするべきだと主張した。
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