Wednesday, December 16, 2020 7:54 AM
三菱マテが不適切取引 米子会社の幹部ら8人
三菱マテリアルは16日、カリフォルニア州の子会社、ロバートソン・レディ・ミックス(RRM)の経営幹部7人と元幹部1人が利害関係のある企業12社との間で不適切な取引を行っていたと発表した。重機や生コンクリートの材料などを購入し、市場価格などと比較して過大な金額が請求されていたという。
不適切な取引は2014年から20年まで続き、過大請求額は総額1968万ドル(約20億円)に上る。RRMはオーナー企業で、従業員が経営層の指示に従う風土があったことなどが原因だったとしている。
三菱マテリアルの小野直樹社長はオンラインでの記者会見で「社長として責任は痛感している」と陳謝。幹部の一部を解雇し、役員研修を海外子会社でも拡大するなどして再発防止に努めると説明した。(共同)
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