Friday, October 14, 2016 10:29 AM

沈黙破り、暴行被害共有 トランプ氏蔑視発言受け

 「有名人なら女を思うままにできる」。大統領選の共和党候補トランプ氏の女性蔑視発言が明らかになったことを受けて、過去に性的暴行などの被害を受けた女性たちがソーシャルメディアで自らの経験を語り始めた。沈黙を破ることで、性差別を容認する風潮を変えたいとの思いからだ。

 「女性の皆さん、あなたの被害を教えてちょうだい。まず私から話すわ」。作家ケリー・オックスフォードさんがツイッターで呼び掛けたのは、トランプ氏の発言が報じられた直後の7日夜。12歳の時、バスの中で見知らぬ老人に性器を触られたと告白した。

 その告白に触発されるように、オックスフォードさんのサイトには1分間に50回の割合で女性たちの投稿が殺到。日本語での書き込みもある。(共同)