Friday, June 11, 2021 10:16 AM

アウディ、C-V2Xによって登下校の安全性を強化

 米国アウディ(Audi of America)は、スクールバス製造大手ブルーバード(Blue Bird、ジョージア州)と、接続型高度道路交通システム(ITS)開発のアプライド・インフォメーション(Applied Information、同)、交通関連の電気&電子製品開発会社テンプル(Temple、アラバマ州)と提携した。C-V2X(cellular vehicle-to-everything)技術を使って学校周辺の道路の安全性を高める。

 提携企業は、学校地域内とバス停で生徒らが乗り降りする際の事故防止に役立つ二つの技術を整備する。

 まず、車が制限速度を超えて学校付近に進入した場合に、計器盤のディスプレイや音声機能を通じて運転者に警告する。学校地域に設置される路側機(RSU)が点滅する標識を使い、学校付近で制限速度が低くなっていることを示すメッセージを発信する。授業時間変更による制限速度の変更も警告する。

 また、生徒の乗り降りのために停車中の学校バスに車が近づくと運転者に警告する。学校バスから近づく車両にC-V2X安全メッセージを送信する車載器(OBU)が開発されている。同事業は2021年上半期中に始まる見通しだ。