Monday, October 17, 2016 10:37 AM

中国、有人宇宙船打ち上げ 独自のステーション計画

 中国は17日、有人宇宙船「神舟11号」を内モンゴル自治区の酒泉衛星発射センターからロケット「長征2号F」で打ち上げた。その後、予定の軌道に乗り、宇宙開発当局者は打ち上げ成功を宣言した。9月に打ち上げた無人宇宙実験室「天宮2号」と2日以内にドッキング実験を行い、飛行士が約30日間滞在する。

 習近平指導部は2030年までに「宇宙強国」入りを目標に掲げ、有人宇宙プロジェクトの一環として、20年ごろに独自の宇宙ステーション完成を目指している。有人月面探査や独自の衛星利用測位システム(GPS)「北斗」開発にも力を入れており、宇宙空間における米国との主導権争いはさらに激化しそうだ。

 インド訪問中の習国家主席は成功をたたえる祝電を当局者らに送り、「宇宙強国」建設へのさらなる貢献を指示した。(共同)