Monday, October 17, 2016 5:45 PM

ミサイル発射「強く非難」 対北朝鮮、安保理報道声明

 国連安全保障理事会は17日、北朝鮮が15日に新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルを発射したことを「強く非難する」との報道声明を発表した。発射は失敗だったが、過去の安保理決議の違反に当たるとして、北朝鮮に核実験や弾道ミサイル発射を自制するよう求めた。

 報道声明の文案は米国が主導して作成。過去の決議を無視し続ける北朝鮮に対し「さらなる重大な措置を取る」と強調した。安保理は北朝鮮が9月に5回目の核実験を実施したことを受け、新たな制裁決議の採択に向けた協議を続けており、米国は早期採択に向けて交渉を一層加速させたい考えだ。

 報道声明は弾道ミサイル発射を続ける北朝鮮への「深刻な懸念」を表明。北朝鮮の市民が困窮しているにもかかわらず、政府は資源を弾道ミサイル開発に充てていることに遺憾の意を示した。(共同)