Friday, October 15, 2021 10:34 AM

ZF、オックスボティカに出資〜自動運転シャトルを共同開発

 独サプライヤー大手ZFフリードリヒスハーフェンは、自動運転ソフトウェア開発の英オックスボティカ(Oxbotica)に出資し、人や物を輸送するポッド型シャトルの駆動システムを共同開発する。

 ロイター通信によると、この提携によってZFはオックスボティカの株式5%を保有し、経営諮問委員会(アドバイザリーボード)の1議席を獲得する。

 ZFは2020年に326億ユーロ(377億ドル)を売り上げており、最近は自動運転技術の専門知識強化を狙って一連の取り引きやプロジェクトを発表している。オックスボティカとは19年以来プロジェクトで協力しており、ZFのトルステン・ゴリュースキーEVP(自律移動システム担当)は「両社は共に、公共交通機関やロジスティクスが今抱えている課題に対処する自動運転システムを開発する」と述べている。

 英国のネットスーパー大手オカドは21年初め、ラストマイル配送のコストを削減するための提携の1つとしてオックスボティカに1000万ポンド(1360万ドル)を出資すると発表。ZFは5月、インテル傘下の先進運転支援システム大手モービルアイと共同で、トヨタ向けに自動緊急ブレーキ、車間距離制御(ACC)、車線維持システムなどの高度な安全システムを開発すると発表している。

https://www.reuters.com/business/autos-transportation/zf-invests-oxbotica-develop-autonomous-urban-shuttles-2021-10-07/