Thursday, October 21, 2021 2:40 AM

ブルー・ドット・キャピタルとディジネックスが戦略提携

 持続可能財務コンサルティング会社のブルー・ドット・キャピタル(Blue Dot Capital)は9月2日、影響力ある技術の業務応用助言サービス会社ディジネックス(Diginex)との戦略提携を発表し、ESG(environmental, social, and governance=環境、社会責任、企業統治)に関する報告機能を拡充して提供する計画を明らかにした。

 ブルー・ドット・キャピタルは、ESG関連の報告や投資に関して投資管理会社らが包括的な手法やソリューションを開発する際の助言を得意とし、ディジネックスは、各社がESGと持続可能性の課題解消に取り組む技術支援に特化する。

 企業界では昨今、ESGに対応した事業運営と会社経営を掲げなければ投資家たちからの圧力に直面し、ウォール街からも厳しい評価をくだされるようになっている。

 ビジネス・ワイヤーによると、投資業界はそのため、各社のESGデータの開示や正確な報告、事業運営との統合、関連業務の効率化にデータをいかに活用するかを重視するようになっている。

 ブルー・ドットは提携のもと、ディジネックスが提供するデータ基盤の各種機能を活用することで、将来における投資管理に役立つESG報告ソリューション群を提供する計画だ。ディジネックスの報告効率化ソリューション群を統合することは、各社のESG報告水準や規制遵守を引き上げることにつながる。

 各社のESG関連データは複数の部署や班に散らばっていることが多く、また、財務報告システムとは別のシステムで処理される場合も多い。そのため、すべてのESG関連データを集めて整理し、財務報告システムに統合して、正確なESG関連データを投資家やSEC(証券取引委員会)、ウォール街に報告するには労力と時間を要する。それを大幅に簡便化かつ効率化することが両社のねらいだ。

https://www.businesswire.com/news/home/20210901005323/en/