Thursday, October 21, 2021 9:09 AM

イスラエルのエア、米市場向け空飛ぶクルマを披露

 イスラエルのスタートアップ、エア(AIR)はこのほど、同社初の「操作が簡単な」電動垂直離着陸機(eVTOL)「エア・ワン(AIR ONE)」を披露した。2024年から米国の消費者への直接販売開始を目指している。

 ロイター通信によると、エアは米連邦航空局(FAA)と過去2年にわたってエア・ワン開発に取り組んでおり、23年中には2座席、重量970キログラム、航続距離177キロメートルの同機の認可を取得する予定だ。

 エアは20年、1000万ドル未満のシード資金を調達し、同機の無人テストを実施している。同社は現在、試作機を製作中で、エア・ワンを高級車とほぼ同等の価格で売り出したい考えだ。

 都市型のエアモビリティー市場は、まだ当局の承認を得た製品はないものの注目されており、投資家と航空会社が相次いで参入。eVTOLのスタートアップ企業も増え続けている。