Tuesday, November 09, 2021 9:19 AM

レッドウッド、正極材生産で韓国L&Fと提携

 テスラの共同創設者が始めた電気自動車(EV)用電池リサイクル企業レッドウッド・マテリアルズ(Redwood Materials、ネバダ州)は、韓国の電池材料メーカーL&Fと複数年の提携契約を締結した。

 ロイター通信によると、レッドウッドはL&Fの新しい米国工場で、同社の設計および製造技術を用いて2025年までに年間最大100万台、30年までに500万台以上のEVに供給できるだけの電池用正極材を生産する予定。これでレッドウッドの米国における正極材の生産能力は、これまで計画していた25年までに年間100ギガワット時(GWh)から30年までに500GWhと大幅に拡大し、同社は今後10年で電池材料メーカーの大手になる可能性がある。

 今回の契約は対象地域が北米と欧州に限定されており、レッドウッドは独自の正極材研究・開発も継続する。

 レッドウッドは現在、パナソニックとテスラが共同所有・運営しているネバダの電池工場など、複数の電池関連施設から出るリチウム、コバルト、銅、アルミニウムをリサイクルしているが、リサイクル以外にも事業を拡張する計画を進めている。

 9月にはフォードに負極材と正極材の材料を供給する契約も発表した。フォードは韓国のバッテリー大手SKイノベーションとEV電池を製造する合弁会社を米国に持っており、L&FはSKのほか、韓国のLGエナジー・ソリューション、サムスンSDIにも電池材料を供給している。

 レッドウッドは7月、アマゾン、フィデリティー、Tロウ・プライス、ベイリー・ギフォードなどの投資家から7億7500万ドルを調達しており、投資家ウェブサイトのピッチブックでは38億ドルと評価されている。