Tuesday, October 18, 2016 10:30 AM

広島黒田、今季限りで引退 41歳、日米203勝

 日米通算で203勝を挙げているプロ野球広島の黒田博樹投手(41)が18日、今季限りでの引退を表明した。広島市内のホテルで記者会見に臨み、決断の理由を「リーグ優勝して日本シリーズに進出できたことが一つの大きな要因。最高のシーズンを送れたので、全く悔いはない」と晴れやかな表情で話した。22日に開幕する日本ハムとの日本シリーズが最後の勇姿となる。

 会見前にマツダスタジアムで行われた練習の前、チームメートに「日本シリーズを最後に、ユニホームを脱ぐことを決めました。素晴らしいチームで素晴らしい夢を見させてもらった。最後は笑顔で優勝して、みんなでビールかけができたら」などとあいさつした。

 1997年にドラフト2位で広島に入団した黒田投手は、低迷したチームをエースとして支えた。2007年シーズン後にフリーエージェント宣言して大リーグのドジャースに移籍。12年から所属したヤンキースと合わせ、メジャーで79勝をマークした。15年に広島に復帰、プロ20年目の今季は7月に日米通算200勝を達成し、25年ぶりのセ・リーグ優勝に大きく貢献した。(共同)