Thursday, December 16, 2021 4:19 AM

グーグル、ワクチン接種規則に従わない従業員を減俸および解雇に

 グーグル(Google)は、同社のコーヴィッド19(Covid-19)ワクチン接種方針に従わない従業員に対し、減俸と最終的には解雇する方針を伝えた。CNBCが入手したグーグルの内部文書で判明した。

 CNBCによると、同社の経営陣が全従業員に配布した少し前の文書は、ワクチン接種の状況を12月3日までに申告してその証明書類を専用プラットフォームにアップロードするか、医学的または宗教的な理由による免除を申請しなければならないことを従業員に義務づけている。

 同社は、12月3日以降に、接種状況をアップロードしていない従業員や未接種の従業員、また免除申請が承認されなかった従業員に連絡をとり始めたとみられる。

 最新の文書によると、2022年1月18日の期限までにワクチン接種規則を守らなかった従業員は、まず30日間の「有給休暇」を命じられ、その後、最長6ヵ月間の「個人的な無給休暇」の処分を受け、その後に解雇される。

 同社の広報担当は取材に応じなかった。

 米技術業界の多くの会社は最近、数ヵ月前にいったん決めた事務所再開計画をあいついで撤回している。新型コロナウイルスの変異種であるオミクロン株に対する措置だ。現時点では事務所再開時期を設定せず、2022年に入ってから状況をあらためて評価して決める会社が多い。

 グーグルは、2022年のどこかの時点で週3日の出社を義務づけ、ハイブリッド労働(遠隔労働と出勤の混合)に移行する方針を打ち出している。同社は、数ヵ月前からワクチン接種を全従業員に奨励してきたが、それを拒否する従業員がまだいるため、経営陣の我慢の限界に達したとみられ、減給と解雇という強行措置に踏み切った。

https://www.cnbc.com/2021/12/14/google-employees-to-lose-pay-if-dont-comply-with-vaccination-policy.html