Tuesday, January 18, 2022 2:25 AM

メタ、5万人のフェイスブック利用者がスパイ被害、と発表

 メタ・プラットフォームス(Meta Platforms、旧フェイスブック)は、約5万人のフェイスブック利用者らが民間の監視サービス会社らによってスパイされてきたことを明らかにした。

 フェイスブックのほかにもインスタグラムやワッツアップ、メッセンジャーといったソーシャル・メディアを傘下に持つメタは12月16日、民間の監視サービス会社らの監視対象になったと思われる利用者に注意を喚起した、と自社ブログポストで発表した。

 CNBCによると、メタはそれにともなって、7つの「雇われ監視(surveillance-for-hire)」サービス会社(依頼されて監視するサービスを提供する会社、監視請け負い業者)をメタのプラットフォーム群(フェイスブック、インスタグラム、ワッツアップ、メッセンジャー)から排除したことを明らかにした。

 それらの会社は、コーブウェブス・テクノロジーズ(Cobwebs Technologies)、コグナイト(Cognyte)、ブラック・キューブ(Black Cube)、ブルー・ホークCI(Blue Hawk CI)、ベルトロックス(BellTroX)、サイトロックス(Cytrox)、そして未確認の中国の組織だ。

 コーブウェブスの広報担当者はCNBCの取材に対し、「コーブウェブスは法律に従ってのみ運営されており、プライバシー保護に関して厳しい基準を遵守している」と話した。ほかの6社は取材に応じなかった。

 メタによると、それら7社は、偵察と関係構築、詐欺のすべてまたは一部を組み合わせてメタ傘下のソーシャル・メディア群の利用者らを監視した。メタのマーク・ザッカーバーグCEOは、それら7社と関係ある約1500のアカウントを全プラットフォームから削除した、と話した。

 メタによると、それら7社は、依頼人(会社や団体、組織、政府関連機関)に代わって100ヵ国以上のジャーナリストや人権活動家を含む数万人単位のソーシャル・メディア利用者らを標的に、偽アカウントを悪用して標的らに接近してきっかけをつくって親しくなり、最終的にはそれらの対象にハックして個人情報を盗み出していた。

 メタの脅威破壊担当取締役デイヴィッド・アグラノヴィッチ氏によると、「世界規模の監視請け負い産業は、インターネット上の人々を標的にして情報を収集し、相手を操作(懐柔)して欺き、端末やアカウントに侵入して情報を盗み出す」と報告した。

 そういった監視請け負い業者らは、「監視対象がだれなのかや人権侵害の可能性にかかわらず、侵入ツールや監視サービスをあらゆる依頼人たちに無差別に提供する巨大産業の一部を構成している」とメタのサイバー・スパイ捜査責任者マイク・ディヴィリアンスキー氏は述べた。

https://www.cnbc.com/2021/12/17/meta-says-50000-facebook-users-may-have-been-spied-on-.html