Wednesday, February 23, 2022 5:40 AM

豪ライオンタウン、テスラにリチウム供給

 オーストラリアの資源会社ライオンタウン・リソーシズ(Liontown Resources)はこのほど、電気自動車(EV)メーカーのテスラにリチウムのスポジュメン精鉱を5年間にわたり供給する契約を交わした。

 ロイター通信によると、テスラは2024年以降、ライオンタウンから初年度に10万トンのスポジュメン精鉱を購入し、その後年間15万トンまで増やす計画だ。

 リチウム価格は、EV電池向け需要の高まりを背景に過去数年間で高騰し、現在の価格は21年初頭の約8倍となっている。

 電池金属の探査および開発を手掛けるライオンタウンは、25年までに商業生産を開始する予定の西部オーストラリアにあるキャスリーンバレー・リチウムプロジェクトからリチウムを供給する。テスラ向け供給量は、同プロジェクトの年間生産量の約3分の1を占める。

 ライオンタウンは韓国の電池大手LGエナジーソリューション(LGES)とも、同プロジェクトで産出したリチウムを供給する契約を交わしている。