Tuesday, April 12, 2022 6:51 AM

アップル、フォード「マッハE」でルーティング機能提供

 フォードの電気自動車(EV)「マスタング・マッハE」のオーナーは、近くアップルのナビゲーションツール「マップ」のEVルーティング機能を利用できるようになる。この機能は、行きたい場所までの進路計画に車の充電状態や、道の高低差、進路上の充電施設の情報を加える。

 技術系情報ウェブサイトのザ・バージによると、2022年型「マッハE」には車載情報システムをスマホで使えるようにするアップルのアプリ「カープレイ」を使ってEVルートプランニングを活用するためのオプションが提供される。

 最近は複数の企業が自動車メーカーと提携して、進路上のEV充電施設を調べ、スロット数、距離などを含めた情報を提供しており、A Better Route Planner(ABRP)、EV Trip Planner、PlugShareなどのアプリも同様の機能を提供している。

 アップルは2020年6月、オンライン開催した開発者会議「WWDC 2020」で初めて「マップ」にEV所有者が充電ステーションを探すためのルート検索機能を追加すると発表した。携帯電話基本ソフト「iOS 14」の「マップ」では、EVユーザーの現在の充電量を確認して、進路上に充電施設の場所を自動的に追加すると説明している。

 アップルは、BMWの車両向けでも簡単なルーティングのサポートで協力していると報じられている。