Wednesday, October 19, 2016 10:20 AM

三菱自会長に日産ゴーン氏 積極関与で経営立て直し

 燃費データ改ざん問題を起こした三菱自動車の会長に、日産自動車のカルロス・ゴーン社長(62)が就任する人事が固まったことが19日、分かった。日産は、三菱自動車の益子修会長兼社長(67)に社長留任を要請した。ゴーン氏は同日、益子氏と会談した。益子氏は要請を受け入れるとみられ、20日にゴーン氏に伝える見込みだ。

 ただ、益子氏が2005年に社長に就任して以降も燃費データの不正が繰り返されており、本人も辞意を示していた。続投すれば批判も出そうだ。

 三菱自動車は月内にも日産から34%の出資を受け入れて傘下入りする予定だ。日産のトップを務めるゴーン氏が三菱自動車の会長を兼務し、積極的に関与することで、経営の抜本的な立て直しと、法令順守体制の強化を進める。(共同)