Wednesday, October 19, 2016 10:22 AM

「適性」巡り最後の論戦へ 大統領候補討論会

 大統領選の民主党クリントン(68)、共和党トランプ(70)両候補による最後の直接対決となる第3回討論会が19日夜(日本時間20日午前)、ネバダ州ラスベガスで開かれる。来月8日の投票日が迫る中、米国の針路を定める指導者としての「適性」を巡り、激しい論戦が繰り広げられる見通しだ。

 トランプ氏は今月に入り、女性蔑視発言やセクハラ疑惑など相次ぐ醜聞で批判を受け、支持率が低下。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の各種世論調査の平均支持率ではクリントン氏が約7ポイントの差をつけリードを広げている。

 勝負の行方を左右する10前後の激戦州の多くでもクリントン氏優勢が目立っており、トランプ氏には今回の討論会が巻き返しを図る「最後のチャンス」(米紙)。過去2回の討論会を優位に進めたクリントン氏は、今回勝って「3戦全勝」となれば、初の女性大統領誕生に向け一気に勢いが増す可能性がある。(共同)