Thursday, June 16, 2022 7:31 AM

22年の世界政府IT支出は前年比5%増〜ガートナー予想

 調査会社ガートナーは13日、2022年における世界の政府IT支出が前年比5%増の5657億ドルになるという予想を示した。

 ガートナーのプレスリリースによると、同社のダニエル・スナイダー分析主任は「新型コロナウイルス・パンデミックという難題に耐えたことで、世界中の政府機関においてデジタル変革推進の波が高まっている」と話した。同氏によると、各国政府は、デジタル行政サービスの合理化や業務処理過程のさらなる自動化、市民体験の向上に技術を活用することで変革と革新を進めている。

 政府のIT支出は22年、内部サービスと通信サービスを除くすべての分野で増加すると予想される。そのほか、21年の傾向を引き継ぎ、22年にはすべての分野でソフトウェアが最大成長を記録する見通しだ。

 政府機関では旧来システムの近代化が引き続き優先されるため、データセンター・システム分野の成長は鈍化すると見込まれる。

 また、各国政府のデジタル変革促進策を受けて、エクサーズ(XaaS)がもっとも盛んな政府投資先(支出項目)になると予想される。エクサーズは「サービスとしてのエックス」という意味で、エックスをソフトウェアと考えればサース(SaaS=software-as-a-service)となり、ブ

ロックチェーンにすればバース(BaaS=blockchain-as-a-Service)となる。