Friday, August 05, 2022 6:45 AM

ミニ、電動バン生産でカヌーとの提携を検討か

 新興電気自動車(EV)メーカーのカヌー(Canoo、カリフォルニア州)は、BMW傘下ミニの新型EV「アーバノート(Urbanaut)」を2025年から米国で量産する可能性がある。独自動車専門誌アウトモビルウォッヘが伝えた。

 エレクトライブによると、ミニは20年、平らな電動プラットフォーム(車台)と自動運転機能を最大限に活用する都市型電動バン・コンセプト「ビジョン・アーバノート(Vision Urbanaut)」を発表したが、BMWはこうした電動バン向けのプラットフォームを持たず、開発には膨大な追加コストが必要になる。カヌーと協力すれば、技術的基盤と生産施設の問題を一挙に解決でき、「アーバノート」は電動バンとしてミニのラインナップに加えられる。

 カヌーのスケートボード型プラットフォームは、まさにこうした車のために設計された車台で、同社はアーカンソー州とオクラホマ州に工場も持っており、将来は年間最大8万台のEVを生産したいと考えている。

 カヌーは最近、小売大手ウォルマートから最大4500台の電動バンを受注しているが、ウォルマートがカヌー株式の約4分の1を取得できるオプションの提供や、契約期間中はインターネット通販大手アマゾンに車両を販売しないことなどが契約の条件となっており、自社事業の将来性を懸念している。このため、カヌーは他社モデルの受託生産を受ける可能性がある。

 また、カヌーが「ライフスタイル車両」と呼ぶ丸味を帯びた角型の電動バンは、ホイールベースが2.85メートル、全長は4.65メートルで、アーバノートのコンセプト(全長4.46メートル)より長いが、ミニの最大モデル「カントリーマン」との違いは十分に出せるため、ミニのモデル一覧において意味を持つ可能性はある。

 「カントリーマン」の次世代モデルは、電動SUV「BMW iX1」の技術を導入し、ブランド初の完全電動モデルとして独ライプツィヒ工場で生産される予定。また、3ドア・モデルの新しいミニ「クーパー」のプラットフォームは中国製で、小型EV用に設計されている。