Thursday, August 18, 2022 8:02 AM

VWとマヒンドラ、EV部品供給で提携拡大

 VWとインドのマヒンドラ・アンド・マヒンドラは、協力関係を拡大し、VWがマヒンドラにEV用部品を供給することで合意した。

 ロイター通信によると、契約に基づき、VWは同社のEV専用プラットフォーム(車台)MEBの構成部品をマヒンドラの新しいEV用車台「イングロ(INGLO)」向けに供給する。

 マヒンドラは、イングロをすべてのEVのプラットフォームにする。搭載する電池パックの容量は60-80キロワット時(kWh)、30分以内に容量の80%まで充電できる急速充電オプションを提供する。EVの航続距離は明らかにしていない。

 インドのEV市場で最大手のタタ・モーターズは、電池容量40.5kWhの電動SUV「ネクソンEV(Nexon EV)」で航続距離437キロを実現すると表明している。

 VWとマヒンドラの提携では、VWが2030年までにEV100万台分以上の部品を供給することを目指す。イングロをベースとする電動SUV5台の装備も含まれる。

 VW経営委員会のトーマス・シュマル取締役は「提携は、MEBがeモビリティーの主要なオープンプラットフォームの一つとなることを示す。VWグループの中規模ブランドに匹敵するほどの大きな営業成績につながる」と語った。

 マヒンドラは、VWにとってフォードに次ぐMEBプラットフォームの大口顧客になる。