Tuesday, September 13, 2022 5:07 AM

パルスESG、先進的ESG測定&報告サースを投資大手に提供

 ESG(environmental, social, and governance=環境、社会責任、企業統治)に関連する記録や参照資料の中央システムの法人向けサース(SaaS=software-as-a-service)を提供するパルスESG(pulsESG)は8月30日、投資先の会社らがESG目標に向けて実行する努力や対応の進捗具合を測定可能にし、経営陣や株主らが基準化かつ検証できるようにする同社の試験的協業プログラムを私企業投資大手クレイトン・デューブリアー&ライス(Clayton, Dubilier & Rice=CD&R)が試験採用した、と発表した。

 2021年にサンフランシスコで起業されたパルスESGは、会社らの二酸化炭素排出やその対応策、管理に必要なシステムや業務処理過程、報告業務を設計および効率化し、規則遵守状況の追跡および関連業務に必要な洞察を活用する統合的かつ包括的サース・プラットフォームの分野で先駆的立場にある。

 ビジネス・ワイヤーによると、パルスESGは同プログラムを通じて、構造化されていない処理困難の膨大な量のESG関連データを効率的かつ効果的に管理できるようにするためのシステムや業務過程を設計および試験、設定、改善、調整し、CD&Rが投資する会社らの経営陣や株主らに対し、ESG関連業務およびその成果に透明性と保証をもたらし、価値創造をより高められるよう支援する。

 近年、会社らに対する投資家や消費者からのESG対応圧力は高まっている。ESG対応のあり方と成果を測定可能にし、それを証拠にもとづいて公開しなければ、業績悪化と株価低迷を強いられる可能性が拡大する。

 パルスESGのプラットフォームは、顧客の仕入れ先や出荷先といった取り引き先のESGシステムと統合可能で監査可能分析を提供する。そういった高水準でのESG関連業務は、末端利用者がESG規制環境の変化や利害関係者らのニーズに応じて柔軟に変更できるプラットフォームを使うことで実現し、利用各社がより多くの情報にもとづくESG業務合理化を実行可能にする、とパルスESGの共同創設者であるムラッと・ソンメズ氏とインダージート・シン氏は説明した。

https://www.businesswire.com/news/home/20220830005333/en/pulsESGTM-Announces-Pilot-Program-with-Clayton-Dubilier-Rice-to-Advance-ESG-Reporting-and-Measurement