Tuesday, November 08, 2022 12:12 AM

エマーソン、気候変動対応技術部門の過半をブロックストーンに売却

 エマーソン・エレクトリック(Emerson Electric)は10月31日、気候変動対応技術部門の株式の過半数を大手投資会社ブロックストーン(Blackstone)に約140億ドルで売却したと発表した。

 ロイター通信によると、エマーソンはブラックストーンとの合意にともなって、約95億ドルの売買契約金を受け取り、それを原資にして、自動化技術ソリューション分野の中小企業群を買収する計画だ、と付け加えた。

 気候変動対策への取り組みを強化するための技術開発や技術買収は世界規模で旺盛だ。しかし、エマーソンは、工場労働力の不足という労働市場逼迫を背景に、気候変動対策技術の需要より工場自動化技術の需要のほうが自社の成長に寄与すると判断し、自動化ソフトウェア事業の大幅拡充戦略を2倍に強化した。

 その一例として、エマーソンは、廃棄物処理装置や給湯器を製造する部門をワールプール(Whirlpool)に売却し、自動化ソフトウェア部門を競合社のアスペン・テクノロジー(Aspen Technology)と合併させた。

 ブラックストーンとの合意では、エマーソンは、ブラックストーンに売却した気候変動対策技術事業部門が独立して誕生する合弁会社クライメット・テクノロジース(Climate Technologies)の約45%の株式を保有する。

 同取り引きに際してブラックストーンの共同投資会社となったアブ・ダビ投資公社(Abu Dhabi Investment Authority)とシンガポール国営投資基金GICは計44億ドルを投資する。ブラックストーンはそれと同時に、債務融資によって55億ドルを調達し、計95億ドルの売買契約金をエマーソンに払う。

 エマーソンの同事業部門は2022会計年度に50億ドルの純売上高を計上した。

https://www.reuters.com/markets/deals/emerson-sells-majority-stake-14-bln-climate-tech-unit-blackstone-wsj-2022-10-31/