Tuesday, March 21, 2023 6:54 AM

ソーラーEVのアプテラ、加州から2100万ドルの助成金獲得

 太陽電池を搭載した電気自動車(EV)を開発しているアプテラ・モーターズ(Aptera Motors、カリフォルニア州)は、加州エネルギー委員会(CEC)から2100万ドルの助成金を受ける。同社が目指すカリフォルニアでのクリーンエネルギーの導入推進と、温室効果ガス排出量削減の後押しとなる。

 アプテラのプレスリリースによると、同社が量産を目指す超高効率の2人乗り三輪EV「アプテラ」は、ボディーに組み込まれたソーラー・パネルによって、電力系統(グリッド)に頼らず1日最大40マイルの走行が可能。グリッドを使ったプラグイン充電なら航続距離は最大1000マイルに達するという。

 CECの資金は、クリーン・トランスポーテーション・プログラムを通じて提供され、これでアプテラはソーラーEVの製造プロジェクトを加速させられる見込みだ。

 規模の拡大に伴い、同社は「アプテラ」の特徴であるインホイール・モーターの製造ラインを欧州からカリフォルニアに移転する予定。クリス・アンソニーCEOは「CECとの協力によって、グリッドに頼らずカーボンニュートラルなソーラー車両を製造できると同時にカリフォルニアに新たな雇用(各種サービスが行き渡っていない地域の10%が目標)を創出できる。当社の包括的な目標は、ソーラーEVの需要を満たして気候変動に真の影響を与えること」と話している。

https://aptera.us/cec-grant/