Friday, October 21, 2016 5:44 PM

法王別荘の寝室公開 ローマ郊外、夏の避暑地

 ローマ法王庁(バチカン)は21日、ローマ郊外カステルガンドルフォにある法王の別荘内の寝室などが22日から一般公開されると発表した。17世紀から法王の夏の避暑地として利用されてきた別荘は、庭や一部の部屋が既に公開されているが、見学できる範囲が拡大した。

 質素な生活を好む現法王フランシスコは、歴代法王が使ってきた豪華な住居ではなく、バチカン内の宿舎で暮らしている。別荘も利用しないため、一部が博物館として改装され、昨年から一般公開されている。

 新たに公開されるのは、法王の寝室のほか、応接室や、2013年に法王フランシスコと前法王ベネディクト16世が共に祈りをささげ、並んで写真を撮影した礼拝堂など。一般公開に先立ち、21日にメディアに公開された。日曜日は閉館で、見学には予約が必要という。(共同)