Monday, June 26, 2023 6:58 AM

ワシントン州、テスラの充電規格を義務化へ

 ワシントン州が、連邦政府の資金を利用した州の幹線道路電化計画に電気自動車(EV)の充電設備会社が参加したい場合、充電器のコネクター(給電口)にテスラの規格を含めるよう義務付ける方針であることが分かった。州運輸局の責任者がこのほどロイター通信に明らかにした。

 国内では、テキサス州が充電設備会社にテスラの北米充電規格(NACS)導入を義務付けたばかり。自社技術を全米標準にしたいテスラのイーロン・マスクCEOにとっては、希望の実現に弾みがついた。

 自動車メーカーでは、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード、リビアンが各社のEVでNACS規格対応のアダプター(充電口)を採用すると発表している。バイデン政権は別の規格「複合充電システム(CCS)」の標準化を目指しているが、これで一層旗色が悪くなった。

 州運輸局の代替燃料プログラムマネジャー、トニア・ビュエル氏は「NACS、そしてようやく単一規格を目指すようになった自動車メーカーについて、私は実に本当に喜んでいる」「NACSは必ずしも他メーカーによる試験や認証を経たわけではなく、州としてもうまく機能するかを確認したいが、将来的には州と連邦政府の資金援助を受けている充電施設ではNACSの導入を義務付ける予定だ」と語った。

 州は、2023年秋に計画の提案手続きを始める計画。ビュエル氏によると、州当局は現在、連邦政府の要件に基づき、NACS対応充電器の適切な組み合わせについて検討している。連邦の規則では、税金による支援を受けた充電施設は少なくとも4基のCCS充電器を設置しなければならないが、州はそのうち少なくとも2基をNACSとの併用とするか、4基すべてを両規格併用にする可能性があるという。