Monday, July 03, 2023 6:52 AM

イノビズ、ロクソの自動運転配送車にライダー供給

 ライダー(光検知・測距装置)や認識ソフトウェア開発のイノビズ・テクノロジーズ(Innoviz Technologies、イスラエル)は、2024年まで自動運転車(AV)による配送サービス企業ロクソ(LOXO、スイス)の車両にライダーユニット「イノビズワン(InnovizOne)」を供給する予備的契約(LOI)に合意した。

 プレスリリースによると、「イノビズワン」はロクソのゼロ・エミッション配送車両に搭載される予定で、小売業者は地域の配送拠点から最終消費者までの商品輸送に利用する可能性がある。

 ロクソとイノビズは2023年初め、イノビズのライダー製品の評価と試験を共同で実施しており、これが24年の本格展開に向けた今回の予備契約につながった。

 イノビズワンは、自動車メーカー向けに設計された高性能なソリッドステート型ライダー(SSL)で、最大250メートル離れた物体の詳細な3Dポイントクラウドを提供し、知覚ソフトウェアと組み合わせると物体の正確な検出、分類、追跡が可能になる。ロボタクシー(自動運転タクシー)やシャトルバス、配送会社など、自動運転を実現するために自動車向けの量産可能なソリューションを必要とするさまざまな用途に使える。

 頑丈、手頃な価格、高信頼性、高電力効率、軽量が特徴で、レベル3からレベル5のAVに円滑に統合でき、乗客や歩行者の安全確保を最大の目的にして設計されている。

 ロクソのアミン・アミニCEOは「地域の物流センターから顧客の玄関先までの商品のやり取りを最適化し、現代の消費者の物流体験を向上させる好機で、イノビズの自動車用ライダーは、最適化された自律的なラストマイル配送を促進する重要な要素」と話している。

https://www.prnewswire.com/news-releases/innoviz-and-loxo-expand-partnership-to-deploy-autonomous-zero-emission-delivery-vehicles-using-innovizone-lidar-301865608.html