Monday, October 24, 2016 1:05 PM

告発のステパノワ夫妻支援 ロシアのドーピングでIOC

 国際オリンピック委員会(IOC)は24日、ロシア陸上界の国ぐるみのドーピング問題を内部告発したユーリア・ステパノワ選手の夫で同国反ドーピング機関の元職員だったビタリー氏をコンサルタントとして採用すると明らかにした。夫婦で告発した女子中距離のユーリア選手に対しては今後の競技活動を金銭面などで支援する方針。

 IOCは声明でバッハ会長が9月にステパノワ夫妻と会談し、2人への支援を申し入れたと説明した。ロシアの陸上選手は8月のリオデジャネイロ五輪からチームとして除外された。ユーリア選手も過去のドーピング違反歴があったため出場を認められなかった。(共同)