Monday, October 24, 2016 5:46 PM

災害ごみ処分に苦慮 生活再建急ぎ次々搬入

 鳥取県中部の地震の被災地で、壊れた家具など「災害ごみ」の処分にめどが立っていない。住宅の一部が壊れ、生活再建を急ぐ被災者らが不要なものを次々とごみの仮置き場に搬入。持ち込み不可の家電製品が投棄されるケースもあり、自治体は対応に苦慮している。
 「もうこれで4往復」。24日、震度6弱を観測した北栄町の仮置き場に指定された運動場。農家の女性(80)は繰り返し、割れたガラスや崩れた納屋の残骸を軽トラックで運んだ。「家は無事でも片付けないと住めない」とため息をついた。
 県によると、地震で被害が確認された住宅は417棟(24日現在)。このうち全半壊は計4棟で、ほか413棟は屋根瓦の落下や壁にひびが入るなどした一部損壊だ。(共同)