Thursday, July 25, 2024 7:37 AM

マグナ、配置換え可能なシート開発〜EV用、10-12月期に量産開始

 マグナ・インターナショナルは、EVの車内空間を柔軟に使える配置換え可能なシートを開発した。

 オートモーティブ・ニュースによると、シート下のレールが6フィート超と標準より長くなっており、前後に大きく動かせるほか向きも180度回転させられるため、床がフラットなEVのさまざまな用途に応じた調整が可能。最初は中国の自動車メーカーの大衆モデル向けに、2024年10〜12月期に量産を開始する予定だという。

 開発の目的は、EVユーザーのニーズに合わせてシート配置を調整可能にすることだ。充電を待つ20〜30分の間に足や体を伸ばして休みたい時、買い物に出かけてたくさんの商品を購入し、もっと広い収納スペースが必要になった時など、これまではできなかった形で対応できる。

 エンジニアリング責任者のカイ・チャオ氏によると、車内スペースを変更するには座席の配置を変えられるようにする必要があり、そのため導入した技術の一つが通常より長いレールだったという。このレールは前後の座席を左右一緒にも別々にも動かせて、前後それぞれを前と後ろの端までずらし、間に広いスペースを作ることもできる。

 センターコンソールも長いレールに取り付けられて前後に移動でき、後部座席の人も必要な時にコンソールを使える。

 回転シートは真正面と真後ろだけでなく途中のどの角度でも固定できるため、45度で止めれば車の乗り降りなどが簡単になる。

 関連技術の特許は全てマグナが所有しており、最初の供給先の中国メーカーとは独占契約を交わしている訳ではないため、今後は北米や欧州などの顧客とも交渉する予定だという。