Wednesday, January 22, 2025 6:22 AM
リビアンに66億ドルの融資決定〜エネルギー省、ジョージア新工場で
新興EVメーカーのリビアン(Rivian、カリフォルニア州)は16日、トランプ第2次政権が始まる直前にエネルギー省との最大66億ドルの融資契約が最終決定したと発表した。ジョージア州に同社第2のEV工場を建設する資金となる。
エレクトレックによると、新工場は、リビアンが昨年3月に発表した手ごろな価格の中型電動SUV「R2」(4万5000ドルから)の製造拠点になる。同地域ではすでに建設関連の人材および管理職の採用が始まっており、その他にもいくつかの職種の求人が州内で行われている。
今回の融資はエネルギー省の先進技術車両製造(ATVM)融資プログラムの一つで、先進技術車両(ATV)や車の燃費を向上させる関連資材の国内製造を推進するのが目的だが、トランプ政権では廃止の対象になる可能性がある。トランプ氏は第1次政権時代、議会に同プログラムの撤廃を求めており、現政権は内容を変更して融資対象を化石燃料にしようとしている。
リビアンは新工場の建設を2段階で進め、最終的に年間40万台の生産能力を追加する計画。2030年までに約7500人の雇用が創出され、さらに2000人の建設雇用がこの地域にもたらされる見込み。10月に同社がエネルギー省に提出した書類によると、新工場の操業開始は27年7〜9月期、フル稼働は28年以降になる見通し。
リビアンは24年、イリノイ州ノーマル工場で4万9500台近くを生産した。