Friday, January 24, 2025 6:36 AM
EOチャージング、シェルのフリート顧客向けパートナーに
EV充電ソフトウェアを開発する英国のEOチャージング(EO Charging)は、英石油大手シェルのフリート(企業などが所有する車両)顧客向け公認パートナーに指名された。
EVC&Iによると、今回の提携は、シェルが米国のフリート・ソフトウェア市場から撤退したことが背景にある。EOのサービスは、比類のない充電保証、拡張性、運用継続性、99.5%を超える業界トップクラスのアップタイムを提供し「シェルの顧客はEOの統合ソリューションに容易に移行でき、業務の中断を最小限に抑え事業の継続性を維持できる」という。
EOは乗用車、バン、バス、トラックのフリート向け完全電動化ソリューションが専門で、同社の技術は、旅客輸送サービスのゴーアヘッド、ステージコーチ、メトロライン、ロージアン、ウォリントン、インターネット通販大手アマゾン、運輸大手DHL、UPS、小売大手テスコ、オカドなどの電動フリートで使われている。同社は世界で8万5000基を超える充電ステーションを配備しており、35カ国の顧客が同社のソフトウェアとサービスを利用している。
EOによると、フリートの電化は複雑な取り組みであり、シェルのような大企業は他の重要な事業分野への経営資源集中を選択するなど、市場に大きな変化が起きている。EOは、世界最大かつ最も複雑なフリートの一部に信頼性の高い電動化ソリューションを提供しており、これが、電動車への移行に向けて新たな電動化サービス業者を探しているシェルの顧客にとって理想的なパートナーとして選ばれた理由だという。
EOは、フリートの電動化には独自の課題があり、従来の内燃エンジン(ICE)の信頼性と継続性に見合うソリューションが求められるとも説明する。同社は、一つのサービスにハードウェア、ソフトウェア、サポートサービスを円滑に統合するやり方でこうした複雑な課題に取り組んでいるという。