Friday, April 11, 2025 7:09 AM

ゴールドマン、米自動車販売予想を約100万台下方修正

 ゴールドマン・サックスは10日、今年の米国の自動車販売台数の予想を約100万台引き下げた。トランプ関税により自動車購入コストが上昇すると見込んだ。ロイターが報じた。

 2025年の米国自動車販売台数は1540万台と予想。従来は1625万台だった。2026年の販売台数予想も110万台下方修正し、1525万台とした。

 トランプ大統領は9日、中国を除く各国に対する相互関税を90日間停止したが、この発表は自動車、鉄鋼、アルミニウムに対する関税には影響しないものとみられる。

 ゴールドマンは、自動車メーカーが関税関連のコストを計上するため、米国内での新車の価格は今後6-12カ月で約2000-4000ドル上昇すると予測。需要が弱まっている状況下でこの追加コストを顧客に完全に転嫁するのは難しいとみている。

 2025年の世界の自動車生産台数見通しは、従来の9040万台から8870万台に引き下げた。26年の世界生産台数見通しも、9260万台から9070万台に引き下げた。