Monday, April 28, 2025 7:10 AM
アプライドEV、オクサと提携〜産業用モビリティー自動化で
オーストラリアの自動運転車(AV)技術大手アプライドEV(Applied EV)と、自動運転ソフトウェア開発の英オクサ(Oxa、旧オックスボティカ)は、AVの大規模な商用展開を可能にする戦略的パートナーシップを発表した。
オートモーティブ・ワールドによると、既存のパートナーシップを拡張するこの新しい契約では、アプライドEVのセキュアなソフトウェア定義車両(SDV)プラットフォームに関する専門知識と、オクサの自動運転ソフトウェアを組み合わせ、企業が業務に自動運転を統合するために必要なツールとなる即時利用可能なソリューションを提供する。
2028年までに世界で倍増すると予想されるドライバー不足、物流の非効率性への対応、持続可能性への取り組みといった課題を抱える産業において、自動運転ソリューションへの簡単なアクセスは、回復力に優れ、将来を見据えた業務への円滑な道筋を提供する。
アプライドEVは今年初め、国際IT家電見本市CESでスズキと共同で第6世代AVプラットフォーム「Blanc Robot」を発表した。これはAV業界の重要な通過点であり、ソフトウェア定義の自動運転物流車両が初めて自動車の量産量と基準に合わせて製造できることを示した。この提携を通じて、企業はオクサの「Reference Autonomy Design(RAD)」に基づくセンサーとコンピューティングを搭載し、オクサの自動運転ソフトウェア「Oxa Driver」が作動するアプライドEVの車両プラットフォームをリース購入できる。
最初にオクサの自動運転技術を統合した100台の「Blanc Robot」が生産され、その後大規模フリートが商業展開される予定だという。