Tuesday, December 09, 2025 6:44 AM
アイオナ、加州のEV急速充電網整備に2.5億ドル投資
大手自動車メーカー8社が設立し、北米全域で電気自動車(EV)の急速充電ネットワーク構築を進める合弁会社アイオナ(Ionna、本部ノースカロライナ州)は、カリフォルニア州の充電インフラ整備に今後3年間で2億5000万ドル超を投資する。
エレクトライブによると、アイオナはこのほど、同社にとっては加州初の充電パークをサンフランシスコ、サクラメント、サンディエゴ、サンノゼ、ウェストミンスターに開設した。特にウェストミンスターの施設「ウェストミンスター・リチャージャリー・ビーコン」は、同社初の旗艦拠点の位置付けだという。
アイオナ加盟社は、BMW、ゼネラル・モーターズ(GM)、ホンダ、現代(ヒョンデ)、起亜、メルセデス・ベンツ、ステランティス、トヨタ。アイオナはこれまでにテキサス州ヒューストン、カンザス州アビリーン、アリゾナ州ウィルコックスなど国内100カ所以上で充電施設を設置しており、ノースカロライナ州ガーナーには本社施設および消費者体験研究施設を置いた。
加州では、今後3年間の投資で1000カ所以上の充電拠点を設置する予定で、全米では4000カ所を計画している。
アイオナは今年初め、EV向け充電施設の共通課金システムを手掛けるハブジェクト(Hubject、ドイツ)のデジタル証明書技術プラグ&チャージ(Plug & Charge)を同社のシステムに統合すると発表した。加盟8社のうち、現在プラグ&チャージを導入しているのはBMW、GM、現代、起亜、メルセデスの5社だが、ホンダ、ステランティス、トヨタの3社も2026年初頭に導入する予定だという。
EV新興リビアンとフォードも最近、アイオナに参加する意向を表明した。