Friday, October 28, 2016 5:47 PM

ウーバー運転手は従業員 最低賃金対象と英裁判所

 スマートフォンのアプリを使った配車サービス会社「ウーバー」の運転手が従業員としての雇用確認を求めた訴訟で、ロンドンの裁判所は28日、雇用関係を認め、最低賃金や有給休暇付与の対象となるとの判決を言い渡した。同社は上訴する方針。英メディアが伝えた。

 同社は、自分の車を登録した運転手が有料で客を乗せるシステムのため、運転手は個人事業主だと主張していた。今回の判断はウーバーのようなビジネスモデルに影響する可能性がある。原告を支援していた労働組合は「歴史的な勝利」と歓迎した。

 判決は、ウーバーが運転手に最低賃金の時給7.2ポンド(約920円)以上を支払うよう命じたほか、労働時間は客がアプリを使い始めた時から始まるとした。(共同)