Monday, October 31, 2016 10:39 AM

TPP衆院通過4日の方向 自公、会期延長視野

 自民、公明両党は、環太平洋連携協定(TPP)の承認案と関連法案を衆院通過させる時期について、当初目指した11月1日を断念し、4日とする方向で調整に入った。関係者が31日明らかにした。野党の反発が依然根強く、混乱を避けるためには配慮もやむを得ないと判断した。今国会での成立を確実にするため、小幅の会期延長も視野に入れる。野党の出方を見極めて最終判断する。

 衆院特別委員会の採決時期を巡り、与党は31日午後の特別委理事会で1日午後を提案。質疑続行を求める民進党は拒否した。3党は引き続き協議する方針だ。1日午前に一般質疑を実施することは合意した。

 自公両党は1日午後の特別委での採決を見送った場合、2日に踏み切る可能性が高い。(共同)