Monday, October 31, 2016 10:40 AM

朴大統領親友を事情聴取 韓国検察、拘束検討

 韓国の朴槿恵大統領の親友、崔順実氏(60)が朴氏から機密資料を受け取り国政に介入した疑惑を巡り、ソウル中央地検は31日、崔氏に出頭を求め事情聴取した。検察は拘束も視野に捜査している。崔氏は出頭した際、記者団に「死んで償うほどの罪を犯しました」と陳謝した。朴氏の求心力は急激に低下しており、政権にとってさらなる打撃となるのは必至だ。

 検察は具体的な容疑内容を明らかにしていないが、「容疑者として取り調べる」としている。

 朴氏は25日、崔氏に資料を提供して国政について意見を求めたことを認め、国民に謝罪した。捜査により崔氏の国政介入や大統領府の不正な支援が明らかになれば、政権運営は一層困難になる。崔氏や一部大統領府高官の「個人的な犯罪」との結果になっても、検察が政権を擁護しているとの批判拡大は避けられない。(共同)