Monday, October 31, 2016 10:40 AM

トランプ氏1ポイント差に猛追 蔑視発言から回復

 大統領選の共和党候補トランプ氏が支持率で民主党候補クリントン氏を猛追し、1ポイント差まで追い上げたとの世論調査結果をワシントン・ポスト紙とABCテレビが10月30日伝えた。10月に入りトランプ氏の女性蔑視発言やセクハラ疑惑が報じられ、差は最大12ポイントまで開いていたが、同氏の支持率が回復する一方、クリントン氏支持率が小幅ながら下落した。

 米連邦捜査局(FBI)によるクリントン氏の私用メール問題の捜査再開も一部影響した可能性がある。FBIは捜索令状を取るなどして再捜査を本格化、クリントン陣営は投票日直前に捜査再開を明らかにしたFBIへの非難を強めた。

 投票日が11月8日に迫る中、捜査再開の影響がさらに続く可能性もあり、クリントン氏優位とみられた選挙戦は、なお予断を許さない。(共同)