Tuesday, November 01, 2016 10:10 AM

クリントン氏リード維持 FBI捜査再開後の調査

 米連邦捜査局(FBI)による民主党大統領候補クリントン氏の私用メール問題に関する捜査再開の影響を測った最新の世論調査結果が10月31日発表された。クリントン氏は共和党候補トランプ氏に対するリードを維持。NBCテレビの調査では6ポイント差と変わらず、ロイター通信では1ポイント減の5ポイント差だった。

 FBIは投票日まで約10日に迫った28日、捜査再開を発表。ワシントン・ポスト紙などが発表後に実施した調査では、クリントン氏に12ポイント差をつけられていたトランプ氏が1ポイント差に猛追。メディアによって捜査再開による世論調査への影響に違いが出た。

 共和党は、仮にクリントン氏が逃げ切り勝利を収めてもメール問題などを巡る疑惑追及を続ける構え。両党の攻防は激化する様相で、11月8日の選挙後も尾を引くのは必至だ。(共同)