Tuesday, November 01, 2016 10:11 AM

体操内村選手がプロ転向へ 東京五輪見据えコナミ退社

 体操男子のエースでリオデジャネイロ五輪の個人総合と団体総合の2冠に輝いた27歳の内村航平選手が、日本体操界初のプロ転向を検討していることが31日、複数の関係者の話で明らかになった。11月中旬の全日本団体選手権(東京・国立代々木競技場)後にも所属先のコナミスポーツを退社する見通しで、2020年東京五輪に向けて新たな挑戦に踏み切る。

 プロ転向により複数の大手企業から支援を受けられるようになるほか、内村選手が希望する普及活動にも力を入れやすくなる。サッカー日本代表の岡崎慎司選手(レスター)や長友佑都選手(インテル・ミラノ)を担当するマネジメント会社がバックアップ。練習拠点は東京・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)が候補に挙がっている。

 プロ野球やサッカーなどを除けば、高校や大学卒業後に企業や団体に就職して給与をもらいながら競技を続けるのが通例。競泳ではことし引退した北島康介さんが現役時代に日本コカ・コーラと契約してプロスイマーの先駆けとなった。(共同)