Tuesday, November 01, 2016 10:13 AM
自衛隊PKOへ協力要請 補佐官、駆け付け警護念頭
柴山昌彦首相補佐官は1日昼(日本時間1日午後)、訪問先の南スーダン首都ジュバで、キール大統領と会談し、国連平和維持活動(PKO)を含む今後の日本の支援活動に協力を要請した。安全保障関連法に基づく「駆け付け警護」の新任務付与を念頭に置いているとみられる。柴山氏は同国の平和と安定に向け引き続き貢献していくとの趣旨を盛り込んだ安倍晋三首相の親書を手渡した。
柴山氏が会談後の記者発表で、会談内容を明らかにした。両氏は2国間関係の一層の発展に向け、緊密に連携していく方針で一致。自衛隊による南スーダンPKOを通じた同国の平和定着に向け協力を強化することも確認した。キール氏は自衛隊と国際協力機構(JICA)による国造りへの支援に謝意を表明した。現地の治安情勢を巡っても意見を交わした。
政府は新任務付与を11日にも閣議決定する方向で調整しており、現地の状況に関する柴山氏の報告を最終判断の材料とする方針だ。(共同)
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