Tuesday, November 01, 2016 10:14 AM

選挙後も追及の構え クリントン氏疑惑で共和党

 大統領選の民主党候補クリントン氏の私用メール問題を巡る報道に、沈静化の兆しが見えない。クリントン氏が逃げ切り、共和党候補トランプ氏に勝利を収めても、同党は疑惑追及を続ける構え。両党の攻防は激化する様相で、8日の選挙後も尾を引くのは必至だ。

 下院の監視・政府改革委員会のチェイフェッツ委員長(共和党)は先週、米紙に「政権1日目を迎える前からクリントン氏追及の材料は山積みだ」と指摘、「クリントン政権」の監視を強めると語った。

 大統領選と同時実施の上下両院選では、民主党が2年ぶりの上院の過半数奪還をうかがう勢いだが、下院は共和党が過半数を維持する公算が大きい。その場合、次期大統領は政権1期目から両院で多数派が異なる「ねじれ議会」に直面する異例の議会対応を迫られる。(共同)