Tuesday, November 01, 2016 5:48 PM

法王、女性聖職者に否定的 現状維持の方針

 ローマ法王フランシスコは1日、女性の聖職者を禁じるカトリック教会の方針が将来的に変更されることはないとの考えを示した。訪問先のスウェーデン南部マルメからローマに戻る特別機中で同行記者の質問に答えた。ロイター通信などが報じた。

 女性の社会進出が進む現状に応じ、法王はカトリック教会での女性の役割拡大を目指しているが、内部の保守派の反発が根強く、現状を維持する方針とみられる。

 ルター派(プロテスタント)のスウェーデン国教会の指導者は女性のアンティエ・ヤッケレン大監督で、今回の訪問で法王を迎え入れた。(共同)