Wednesday, November 02, 2016 10:58 AM

トランプ氏、反撃本格化 満員の集会、抗議活動も

 大統領選の投票日まで1週間となった1日、共和党候補トランプ氏はウィスコンシン州オークレアで集会を開き、民主党候補クリントン氏が国務長官時代に私用メールを使った問題を徹底的に批判、反撃を本格化させた。3000人収容可能の会場は満員となり支持者の熱気に包まれたが、外ではトランプ氏に反対する学生らが抗議活動を行い、緊張感が漂った。

 トランプ氏がクリントン氏のメール問題について「連邦捜査局(FBI)が捜査を再開した」と述べると大歓声が起き、聴衆は「(クリントン氏を)刑務所に入れろ」と連呼。トランプ氏は満面の笑みで応じ「捜査は何年も続くだろう」と主張した。

 捜査再開の発表後、劣勢だったトランプ氏は支持率でクリントン氏を追い上げており、勢いに乗ろうと躍起。米国の一部の州では期日前投票をやり直すことができることから、トランプ氏は集会で「クリントン氏に投票して間違えたと思う人は投票をやり直すべきだ」とも訴えた。(共同)