Wednesday, November 02, 2016 5:40 PM

新和平案は議会で承認も コロンビア大統領

 今年のノーベル平和賞に選ばれたコロンビアのサントス大統領は2日、ロンドン大経済政治学院(LSE)で講演し、内戦終結に向けた左翼ゲリラとの和平合意について、新合意案を国民投票ではなく、議会に諮り承認を目指すことも検討していると明らかにした。

 平和賞の受賞理由ともなった左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)との和平は合意案が10月2日の国民投票で否決され、政府は反対派の意見を取り入れるなど修正作業を続けている。

 サントス氏は「ついにコロンビアの平和が現実になる」と述べて早期の和平合意に意欲を示し、新合意案の承認は「議会を使うのも方法の一つだ」と語った。(共同)