Wednesday, November 02, 2016 5:42 PM

米、追加利上げの見送りを決定 FRB、大統領選見極め

 米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は2日、追加利上げの見送りを決めた。8日の大統領選の結果や、金融政策の鍵を握る雇用と物価の動向を見極める必要があると判断した。利上げ見送りは7会合連続。FRBは年内の利上げに前向きで、12月の実施を模索する。

 1〜2日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で主要政策金利を年0.25〜0.5%に据え置くことを決めた。FOMCの声明は「追加利上げの根拠は引き続き強まった」としつつ、雇用と物価が目標達成に向かっているという「さらなる証拠をしばらく待つ」とした。(共同)