Friday, November 04, 2016 11:23 AM

中国、重度の大気汚染 高齢者は「外出控えて」

 中国では4日、北京から東北部にかけ、広い範囲で重度の大気汚染が発生した。北京市当局は3日に4段階で2番目に深刻なオレンジ警報を出し、高齢者や子どもに外出を控えるよう呼び掛けた。

 北京では市街地が白いスモッグに覆われ、マスクをした人の姿が多く見られた。北京の米大使館のウェブサイトによると、微小粒子状物質「PM2.5」を含む汚染指数は3日から、最悪レベルの「危険」を示す300を超えた状態が断続的に続いた。5日午後以降、徐々に改善するという。

 大気汚染は一斉暖房が始まる11月中旬ごろからさらに深刻化するとみられるが、政府は有効な対策を打ち出せずにいる。(共同)