Friday, November 04, 2016 11:24 AM

三笠宮さま「斂葬の儀」 皇太子ご夫妻ら参列

 「大殿下」と慕われ、宮内庁に残る信頼できる記録上、皇族で最長寿の100歳で亡くなられた三笠宮さまの本葬に当たる儀式「斂葬の儀」が4日、東京都文京区大塚の豊島岡墓地で営まれ、皇太子ご夫妻ら皇族や安倍晋三首相ら参列した582人が別れを告げた。

 喪主は妻百合子さま、喪主代理は長男の故寛仁親王の長女彬子さまが務めた。天皇、皇后両陛下は皇室の慣例で参列せず、河相周夫侍従長らを使いとして送った。

 斂葬の儀のうち告別式に当たる午前の「葬場の儀」では、三笠宮さまが名誉総裁を務めた日本・トルコ協会の東園基政常任理事が儀式を取り仕切る司祭長に就き、衣冠単姿で生前の功績をたたえる「祭詞」を読み上げた。百合子さまは両陛下の使いに続いて車いすで進み、ひつぎの前では立ち上がって玉串をささげて拝礼。皇太子ご夫妻らも拝礼をした。(共同)